筆の毛の種類によって書き味も変わる
こんにちは、永田です。
龍を描く時に使用している紙はA3サイズを利用しています。
それに対してメインで使う筆の穂長が7㎝くらいあるため、
用紙サイズに対して胴体が太くなりすぎていました。
「もうちょっとだけ穂長の短い筆があるといいな~」ということで、
行きつけの世界堂にすぐに足を運びました。
世界堂はいくつか店舗がありますが、
新宿本店はかなり広くて、私に必要な商品をほぼ揃えることができます。
アートに興味のある方もそうではない方も、
ここの品揃えを見ると心が躍ると思いますよ(笑)
30分ほど店内をうろうろした結果、この筆を購入しました。
※筆の種類がかなりあるので、見ているだけで楽しくていつも時間がかかるんです(笑)
今回は羊毛と天尾毛(馬の尻尾)の混毛です。
穂長は6㎝を選びました。
事前に胴体だけを練習で描いてみました。
今までは羊毛オンリー・馬毛+天尾毛の混毛の筆で描いていましたが、
それぞれ書き味が違うんです。
絵の見た目は極端に変わらないんですけど、
描いている時に”手に響く質感の違い”に気づきます。
今の私には、今回購入した筆が一番描きやすかったですね。
紙質によっても相性があると思うので、引き続き研究していきます。
早速、新しい筆で龍を描きました。
とても描きやすい筆なので、
おかしなテンションになってしまって胴体の後半が雑になってしまいました・・・(笑)
顔、角、宝玉をつかむ爪、胴体の配置は
今までで一番良い出来です。
顔や宝玉をつかむ爪で使う小筆も新しいものに変えてみたのですが、
これもまた描きやすく、全体でも30分かからずに描き上げることができました。
尻尾から水しぶきを感じさせる演出も施してみたのですが、
”動きのある演出”をすることでその絵が一層引き立つように思います。
ラーメンを食べる時に、チャーシューやメンマ、ネギといった
トッピングがあることで、より一層美味しそうにみえるのと同じですね。