唯一無二の龍を『一筆龍』で表現します

【29記事目】”爪”の練習

投稿日:2019年7月10日 更新日:

”配置と鋭さ”を意識して『爪』を描く

 

こんにちは、永田です。

 

 

今日は課題としている宝玉をつかむ”爪”の練習をしました。

タピオカを並べたみたいですね(笑)

 

如意宝珠(宝玉)は平筆をくるりと回して描くのですが、

綺麗な円になると気持ちいいですよ。

 

ある程度乾いてから爪を描きます。

 

爪の表現は、ただ爪を描けばよいのではなくて、

”配置と鋭さ”の表現が重要です。

 

 

鋭さについては習字の”払い”に似ています。

グッと内側に払うように描くことで、爪の鋭さを表現できます。

 

宝玉をつかむ爪については、

実際に水晶玉などを3本の指で持ったのを参考にするとよいのですが、

 

それをイメージしていない絵師は、

爪の向きがありえない方向に描かれている場合があります。

 

一筆龍を写真検索すると、

色々な絵師の一筆龍写真が出てきますが、

違和感を覚えるものがあるので、正直残念な気持ちになります。

 

私は”生きている龍”を描くことを目標としているので、

こんなところも当たり前のようにこだわります。

 

皆さんも、一筆龍を手に入れたい!と思ったら、

そういった部分まで目を凝らして見てみると

絵師のこだわり(意識している部分)が見つかると思いますよ。

 

 

そして、緑の胴体も描いてみました。

ドラゴンボールの神龍(シェンロン)の胴体を思い出す。

なんか、汚いパンツを掴むように持ってくれています(笑)

ピースをしようとしたけど難しかった途中の写真です。

 

で、いい具合に左手小指が立ってる!

 

 

同じ緑なのですが、塗料がちょっと違います。

左側はガッシュ水彩絵の具で、右側はアクリルガッシュ絵の具です。

※ガッシュというのは不透明という意味です。

 

こうやって並べてみると、

同じ色でも塗料が違うと見た目も大きく変わります。

 

緑色部分の発色が全然違いますよね?

 

ガッシュ水彩はほどよくにじんでいるのに対して、

アクリルガッシュは緑部分もくっきりとうろこが表現されています。

 

どちらが良い悪いはなくて、好みでしょう。

 

日によって描きたい色が変わるので、

そんなところも楽しみながら練習しています。

胴体を描いてから「顔描いて~!」と言われたので、

顔の配置が難しいです(笑)

 

生首が飛んでいるみたいになっちゃった!

  • B!