落款印があると絵が締まる!
こんにちは、永田です。
7/20(土)~22(月)は妻が出張でしたので、子供と過ごしました。
土曜日には団扇の材料も全て届き、
オーダーいただいた一筆龍団扇の制作を開始しています。
絵師としてやっていくのであれば、
やはり作品をビシッと締める
『落款印』が欲しいな~と以前から思っていて、
妻からの誕生日プレゼントとして7/10頃に購入(オーダー)しました。
しかし、発送連絡が全く来なかったんです・・・
できればオーダーいただいている
一筆龍団扇に押印できたら最高だな!と思っていまして・・・
「今か今かと楽しみに待っているのですが、進捗はどうですか?」と
提供元に問い合わせたところ、
気のいいおじいちゃん(店主)から電話がありました。
土曜日に到着するように発送をしたということと、
「オーダーと違うものを彫ってしまったので、一つ無料で差し上げます」とのこと。
それがあって発送が遅れていたようです(笑)
落款印としてはきちんと利用できるものを、無料でいただいちゃいました。
これは主に作品の右上に押印するもので屋号の『煌堂』と彫られています。
私には雅号はありませんので、
朱文(文字が朱色になる印)のフルネームで彫ってもらいました。
他に白文(文字の周囲が朱色になる印)のフルネームがあります。
(手違いで彫ってもらったもの)
これを彫ってくれたのは、
山梨県の印章彫刻士 二宮啓太さんという方です。
(店主のおじいちゃんが教えてくれました)
まだ若い方のようですが、
2018年に印章彫刻の技術を競う大会で最高賞である金賞を受賞したり、
TV出演もしていたそうです。
「腕は確かな人ので、一生使える印だと思いますよ!
楽しみにしててね。」
と店主のおじいちゃんがニコニコしながら
(声が笑顔だったから分かる)説明してくれました。
腕のある方に彫ってもらえた落款印なので、
それだけで値段以上の付加価値と『良い気』が込められています。
それがタイミングよく届いてくれたので、
一見すると”先方のミスがあった”という見方もできますが、
私は龍の計らいだと実感しています。
落款印があるかどうかで作品の見た目も大きく変わります。
一生使えるアイテムが手に入りましたので、
今回いただいたオーダー全てに押印しますね。