毛が異なる筆は、描き味も異なる
こんにちは、永田です。
龍のウロコを綺麗に描こうとして、筆に小細工をしたことで大失敗しました。
メイン筆がないと練習も何も進まないこともあり、適切な筆の手がかりを探していました。
以前にも書きましたが、有名な一筆龍絵師は私が知る限り3名いるんですが、一筆龍絵師自体は結構いるんです。
そういった方からも何かヒントが得られないかと思い、一筆龍絵師の方のブログなどを読みあさっていました。
すると、龍を描いている時のいくつかの写真の中にぼんやりと筆が映っているものを見つけ、そこから筆を特定し、絵師の方が愛用する筆を特定することができました!
こうなると黙っていられませんから、仕事帰りに早速購入。
前回購入したのは馬毛オンリーでしたが、今回は羊毛+羊髭毛の混合筆です。
今回手に入れた筆で胴体を描いてみるとこんな感じ。
見た目はあまり変わっていないように見えますが、毛の種類が違うので書き味が違います。
かといって上手に描けているわけではありませんが・・・(笑)
しかし、この筆を使って見事に龍を描いている人がいるのは事実です。
なので、道具のせいにするのは違うな~と強く感じます。
歌が下手な人がどんなに高級なマイクを使って歌っても、上手に歌えるわけではありませんから、ひたすら練習に練習を重ねることが近道であり大切なことです。
”道具があるからこそ自分の好きを表現できる”と思うので、道具と仲良く大切に扱っていきます。
小細工をしてしまった前回の筆には、「小細工してごめんね!でも勉強になったよ、ありがとう」と言葉を添えてさよならしました。